パンクする方々その1


実験の前には、前準備を怠ってはいけません。

反応性豊かなアルカリ金属です。
ですが「これ」の実験は割と手軽に行えます。
ずばり、ナトリウムです!!

実験が手軽に行えるというのは危険が少ないという意味ではなく、ナトリウム化合物が身の回りに多い、という意味です。
まず、塩化ナトリウム。食塩です。
さらに炭酸水素ナトリウム。重曹ですね。
ほかに有名どころでは苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、調味料(グルタミン酸ナトリウム)、青酸ソーダ(シアン化ナトリウム)などです。
ここでは手軽な塩化ナトリウムにしましょう。

まず、食塩を一つまみとります。
次に、ガスコンロに火をつけます。換気はしっかりと。
そこに食塩を投入!!
これで炎の色が黄色になれば実験成功です。
このような色になります。

この実験のよいところは、試料が簡単に手に入ること、実験が簡単なこと、見て結果がはっきりわかることでしょう。
味噌汁が吹きこぼれたときにコンロの炎が黄色くなるのは炎色反応なんですね。

…と、手軽なので危険性を忘れそうですが、火を使うので火傷するかもしれません。
危険を忘れるととんでもないことになるので、よくよく気を付けて実験を行ってください。

実験っぽくやるときは塩化ナトリウム水溶液を白金線などにつけてガスバーナーに突っ込めばOKです。



我々は、ナトリウム氏とのインタビューに成功した。
以下がその内容だ。

インタビューア(以下イ) : こんにちはー。
ナトリウム氏(以下ナ) : こんちは。
イ : 早速ですが、プロフィールをお願いします。
ナ : 原子番号11番、元素記号Na、融点97.72°C、密度は0.968。
イ : …ずいぶんとそっけないですね。
ナ : あ、でも俺、結構さみしがりなんです。邪険にしないで。
イ : それで誰とでも引っ付こうとするんですね。
ナ : いや、別にそういう訳じゃないっスけど。フッ素みたいに手荒くはないし。まァ水とは仲良くしたいんですけど。
イ : (爆発させて水酸化ナトリウムにしてるクセに。)
ナ : 聞こえてますよ。でも灯油とかアルゴンみたいな不活性ガス、つまり俺と仲良くなりたくないやつに囲まれるんスよ。
イ : そうでもしないと爆発しますからね。
ナ : 塩化ナトリウムだって水酸化ナトリウムだって炭酸水素ナトリウムだってみんな役に立ってるじゃないかぁ!!
イ : まぁ、そうですね。
ナ : なら、いいか。俺、こんなに役に立ってるんだから。
イ : 最後に一言!!
ナ : 皆さん!!水分とイオンはこまめに補給しましょう!!!

以上、ナトリウム氏とのインタビューでした。


ちなみに、ここで出てきた「フッ素」はとても反応しやすく、通常は燃えないはずのガラスまで反応熱で燃やす凶暴なガスです。
よく歯磨き粉に「フッ素配合」と書かれていますが、あれはフッ化ナトリウムのことです。
これは凶暴ではありません。単体が凶暴なほど、化合物は穏やかになります。


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